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強迫観念の視覚化 ゾンビワクチンの開発   「ワールド・ウォ―Z」 [映画]

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「ワールド・ウォ―Z」
Z(アルファベットの最後の文字)は終焉を意味し、ゾンビ(zombi)のことも現している。
監督マーク・フォースター  制作 主演 ・ブラッド・ピット 116分


いつものようなアフリカではなく、今度は中国で発生した奇病(人が凶暴化してゾンビになる)が世界の都市に次々に上陸し蔓延してゆく。
※平和的な例えだが、島に住む猿が芋を海水で洗って食べるとうまくなることを発見したが、同じ時期に会うことも教えあうこともできないあらゆる島の猿たちが芋を洗って食べるようになった話がある。

ゾンビに襲われた都市フィラデルフィアが壊滅状態に陥っている中、家族を愛する元国連捜査官のジェリー(ブラッド・ピット)は、2人の娘と妻を優遇すると言う条件で、人が噛まれると12秒でゾンビになる謎のウイルスの感染源を探り対処の仕方を考えるよう国連事務次官からの命を受ける。

元国連捜査官のジェリー(ブラット・ピット)は、ある時ゾンビに襲われることが全くない人間たちがいることに気づく。
その人間は何らかの病を得ていて生命力のなくなった者たちだった。
彼は原因究明のための手掛かりを得るために研究所にたどり着き、自分の身体にウイルスを注射する。
こうすればゾンビたちから襲われなくなると判断したからだった。



動きが俊敏なゾンビの群れがお互いに下敷きになりながら防御壁をよじ登りエルサレムに入り込んでくる
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ゾンビが鈴なりになだれ込んできて、もうすぐ越えられそうになる防御壁シーンは恐怖だ。
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ユングによれば恐怖は、はるかな過去の無意識的記憶である。
もっとも本質的な恐怖は死の恐怖である。
死を忌むべきもの、危険なものと見なした古代人にとって、これ以上の恐怖は考えられなかった。
人はゾンビからもドラキュラからも死の世界にひっぱり込まれる。

渋澤龍彦は、「スクリーンの上に生きて動き出すようになった吸血鬼も、フランケンシュタインも、狼男も、ゴジラのごとき巨大な怪獣も、すべて非合理的であるがゆえに現実的な、古くてしかも新しい、人類の強迫観念の視覚化に他ならない」と述べている。



★鑑賞した劇場映画 「パシフイック・リム」、「終戦のエンペラー」、「31年目の夫婦げんか」
★ブログ主がはまっている「柴犬カンチの足跡日記」ここをクリックhttp://blog.livedoor.jp/kanchi_m/
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