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耳に残ったはやしことば、かけ声  ゆったりごこちの映像 [遊び風な言葉と心に残る映像]

友人のブログをのぞくと、彼女の中学時代のことを語ったこんなことが書かれていた。
「人間の話だけじゃ語られ切れない物が日々私を悩ませ続け、神話伝説に突破口を求め始めておりました。日常の事を語っただけでは、ただの中学生の日常すら、語られ切れないのです。」
共感した。
昨今、殺伐とした言語空間の中今回は物語の中にある昔の言葉をほんの少し集めた。
鳥獣戯画の「えんやか やかやかや」も面白いが今回は省いた。


★「 しめたぞ しめた しめこのうさうさ 」

歌舞伎「法界坊」隅田川続俤 
中村勘三郎(法界坊)  BSテレビ 平成中村座ニューヨーク公演を見て
法界坊.jpg
上写真はシネマ歌舞伎

「しめこのうさうさ」は思いどうりに事が運んだ時に使う遊びことば。
この言葉を口にすると、何だか物事がうまく行ったゆったりとした気持ちが味わえる。
竹かごの中の桜もちを紐で結んだ時、さらった女人の駕篭を紐で縛った時にこの言葉が繰り返されて面白かった。
兎を絞(し)めた後にうさうさと続けているところの調子が楽しい。
この言葉をなぜふいに思いついたかと言うと、「ホビットの冒険」のゴクリの餌は魚と絞めた小人だと言うことで「絞める」と言う言葉のところで結びついたのである。
徳川時代、家康の祖父が信州の林の郷の林光政を訪問した時、ウサギ料理を出したとろ大変喜ばれた。
後に林光政は出世し岡崎城主となったので子孫が毎年十二月に殿様にウサギを献上していたという。
お城では元旦には兎料理が膳に上(のぼ)ったと言う。





★「 えいさらえい えいさらえい えいさらえい  えいさらえい 」

室町時代、供養の車を引く掛け声。
説経「小栗判官」 おぐりはんがん
近藤ようこ作・画 コミックちくま文庫


小栗 引く.jpg
毒殺された小栗判官が墓の中から蘇り、目も見えず耳も聞こえない餓鬼阿弥陀仏になって生きている。
熊野本宮の湯の峰の湯(温泉)に入れば、からだが元どうりになると言われ、「この者を一引き引いたは、千僧供養、二引き引いたは万僧供養」と、道行く人や土地に住む人の手により手伝われ、供養の車に引かれて行く。
横に広がる心地のする「えいさらえい」と言うかけ声の最後の「えい」では少し引き締まるが、全体的に何とのどかなことばであろう。

車に乗っているのが餓鬼阿弥陀仏になった小栗判官
説経「小栗判官」 近藤ようこ作・画 コミックちくま文庫
判官2.jpg
説経「小栗判官」 近藤ようこ作・画 コミックちくま文庫
小栗判官.jpg
説経「小栗判官」 近藤ようこ作・画 コミックちくま文庫




< 湯ったり心地の映像 >

風呂スナフキン.jpg
「ムーミン」 スナフキン  原作トーべ・ヤンソン(フィンランド)


チャンツイ― ラバーズ.jpg
映画「ラバーズ」 チャン・ツィ―  山のお風呂  石を焼いて水を温める。石にミネラルが含まれている。





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