So-net無料ブログ作成
コミックと映画 ブログトップ

じわじわとしみ込んでくる異変 著者 近藤ようこ「異神変奏」(いしんへんそう) [コミックと映画]

異神変奏1.jpg
お前たちを 許さない 逃がさない 離さない。
コミック「異神変奏」(いしんへんそう)時をめぐる旅  著者 近藤ようこ 
初版2014年6月23日


夫を亡くし、東京から実家のある寒村に戻ってきた灯子は、平田という青年に出会う。
そのころ古い祠に祀られた気味の悪い塑像が発見された。
灯子と平田は、謎の塑像に呼ばれるようにして魅かれあい、自分たちとは別の存在を感じるようになる。
輪廻転生を繰り返し、時代と場所を越えて何度もめぐり合う二人。
決して幸せになることのない運命に抗えるのか
(上記はコミックの帯より拝借)


★過去、現在、未来を見通し予言することができる三方の姫(みかたのひめ)は、生まれつき三つの顔を持って産まれていた(生物学的には奇形)
三方の姫は、姫の姿を塑像にすることを拒まない仏師の真足(またり)が好きだった。
しかし真足と姫の世話をする黒女(くろめ)が恋仲になり、2人は嫉妬深い姫を殺して逃げなければならないことになってしまった。
真足と黒女は、2人の魂の宿る人物を次々に変え、時と場所も変えながら何度もこの世に現れる。
そのたびに追いかけてきた三方の姫に「真足が逃げ、黒女が自害する」と言う予言を突きつけられる。
真足と黒女が死に別れをしなくてはならない理不尽な予言である。
どこまで行っても終わらない三角関係は、物語の最後には意外な終結を見ることになる。

文章にすると、輪廻転生をイメージするにはよほどの想像力が必要になってくる。
コミックで近藤ようこさんの柔らかい美しい絵と緩やかな時間の移り変わりを体験すると、一目瞭然だと感じる人も多いことだろう。




<大変楽しめた娯楽映画>


「探検隊の栄光」2015年 邦画
探検隊.jpg
伝説の未確認生物(UMA)を追い求め、秘境へと足を踏み入れていく探検隊の姿を描く、80年代のテレビ番組をモチーフにした、藤原竜也主演のアドベンチャードラマ。
(ムーヴィーウオーカーより)
★川口浩探検隊や藤岡弘隊長のテレビ番組を思い出した。



「ピッチ・パーフエクト2」 2015年アメリカ
ピッチ.jpg
女性のみのアカペラチーム、バーデン・ベラーズのメンバーたちが様々な試練に直面しながら成長していく姿を描く。前作よりさらにレベルアップした歌やダンスに注目だ。
(ムーヴィーウオーカーより)


柴犬カンチの足跡日記
http://blog.livedoor.jp/kanchi_m/

nice!(268) 
共通テーマ:映画

そろそろブログ復活しなければ<情の濃い物語が薬になってくれる> [コミックと映画]

毎回個人的なことですみません。
自転車事故の捻挫と打撲が回復しつつあった6月半ばのころ
またもや自転車から落ちまして左ひざを打撲しました。
痛みを1日中こらえていると、感じ方も鋭くなって来ますし、疲れがすぐにやってきてしまいます。
髪を短く切り、毎朝両足をマッサージして仕事に出かけておりました。

痛みで夜中にぽっかり目が覚めると、コミックを読みました。
主に平安や室町時代を舞台にして濃密な人間の業と情念が、虐げられた男や女や童女や動物や異質な人間たちの姿を借りて緻密に描かれている花輪和一(はなわかずいち)のコミックを28冊ばかり何度も繰り返しながら読み続けました。

浮草鏡.jpg
    
                            「浮草鏡」花輪和一 1987年 双葉社


呪詛.jpg
一番新しいもの「呪詛」(じゅそ) 花輪和一 角川書店 2014年12月29日




映画は録画した溝口健二監督の「雨月物語」を繰り返し見続けました。
焼き物を売る男(源十郎 森雅之)に、音もなく近づいてくるもののけの女(若狭・わかさ・京マチ子)とばあやの姿が恐ろしい。
男の体に書かれた経文を拭ってくれ(消してくれ)と懇願する女とばあやがまたものすごく恐ろしい。
「黒田武士」や「うさぎ」や「春の弥生」(越天楽)の歌の原型の古謡が謡われ、のどかな舞いが舞われていた。
もう少し捻挫が回復したら「雨月物語」について書いてみようと思います。
雨月4.jpg
「雨月物語」溝口健二  
(映画には、上田秋成の雨月物語の中から「浅茅が宿」「蛇性の婬」、モーパッサンの短編「勲章」が盛り込まれています)


柴犬カンチの足跡日記 
かん子ちゃんの素直さに、泣きながら笑い、笑いながら泣く。
http://blog.livedoor.jp/kanchi_m/

nice!(254) 
共通テーマ:アート
コミックと映画 ブログトップ